時空の守者-第四章- 機械人形の恋1

魅かれる事。
たった一人だった。
その人は、ただ懸命に生きていて。
己が出来る事に全力を尽くす。
痛みに耐え、批判に耐え、
出来る最善を尽くす。
私はひたむきに生きる彼を支えたいと願った。
己を顧みない彼が傷付かないように。
いつだって笑顔を絶やさず、
大切なものを抱えて続けて、
守り続けていこうとする彼が、
笑顔であり続けられるように。

彼の傍で、
彼の健やかな生を願うだけ。