落書き10分劇場

~落書き10分劇場~

「沖田先生。いつかは隣に歩いても良いでしょうか?」
「?今も隣で歩いているじゃないですか?」
「違います。私は沖田先生のお側にいますが、今の私は弱くて、いつも先生の後ろでその背中を見て、先生に追いつこうとする事で精一杯です。お側にいるだけしか出来ません。でもいつかは先生の隣を歩きたいんです」
「・・・・なるほど」
「無理だと仰いますか?」
「いいえ。嬉しいですね」
「良かった~」
「でも、そう簡単に追いつかれませんよ~。私だって神谷さんに負けたくないですからね~」
「!先生の意地悪~」
「あはは」

2004.08.10