(SE・物が地面に突き刺さる音 フィ男3がルーカに向かって斧を振り下ろすが、当たらず、地面に突き刺さる)
フィ男3 「逃げるな、女!ちょこまかと」
ルーカ 「だぁーれがそう簡単殺されてたまりますか。私結構運動神経無いはずなんだけど、その私に一発で当てられないなんて、あんた結構鈍いんじゃないの?」
フィ男3 「何だと!」
タス兵3 「あの女を守れ!捕まえろ!こちら側につけるんだ!」
(SE・足音[複数] タスティーナ兵駆けつける)
シスタ 「ルーカ様!男!お前!ユートラフィアの人間のくせに!その男を捕らえなさい!」
(SE・足音[複数] ユートラフィア兵フィ男3を捕まえようとする)
フィ男3 「くそっ!お前のせいだ!お前が邪魔するから!」
(SE・物を持ち上げる音)
(SE・重いものを投げる音 ルーカフィ男3に胸倉を捕まれたかと思うと、崖の向こうへ放り投げられる)
ルーカ 「え」
シスタ 「ルーカ様!」
(SE・重いものが転がる音 ルーカ、崖から転がり落ちていく)
ルーカ 「(転がり、崖下に着いてから)・・いっ・・ててて・・・。くぅ・・。傷だらけだけど・・生きてる・・。くっそぉ・・まさかあのでか男、崖から投げ落とすとはなぁ・・。生きてて良かったぁ・・」
(SE・戦場の音 強)
ルーカ 「・・ちょっ・・どうしてまだ戦ってるの?・・私は無事なのに ・・。っ!・・崖の上でもまた戦いが起こってる」
(SE・戦場の音 弱)
ルーカ 「・・やっぱり私なんかじゃ無理なのかな。・・どうして皆戦うの?痛いの嫌じゃない。・・どうして・・」
(SE・戦場の音 強)
ルーカ 「・・何が御子だよ・・。何が護られてるよ・・。神様が本当にいるなら何とかしてみせなさいよ!私を護ってるって言うなら、この戦いから護ってみなさいよ!こんな光景見せないでよ!ーーーーーー皆を護ってみせなさいよ!」
タス男1 「・・何かが空から降ってきた・・?」
(SE・ガヤ 空から降ってくる雪に、皆が動きを止め、どよめく)
ティアト 「・・まさか。この地方には降らないはず・・」
フィ男1 「何ですか?これは」
ティアト 「・・雪だ。雪が空から降ってくる。・・・晴れた空から」
タス男2 「(遠くから)傷が・・傷が癒えていくぞ」
(SE・ガヤ 「オレもだ」「オレの疼いていた腕も痛みが引いていく」等、傷が治り、皆が驚く)
ティアト 「・・まさか・・」
シスタ 「・・創造神ジヴァルの奇跡・・。ルーカ・ナイエ様」
タス兵3 「これが御子の力・・・」
ルーカ 「・・何?何なの?これって本に載った雪だよね。どうして・・・」
(SE・フワッと軽いものが落ちる音 一枚の羽がルーカの手に落ちてくる)
ルーカ 「・・・白い羽・・。大きい・・・」
ルーカ 「ーーーーーー創造神ジヴァル?」